top of page
靴職人 七海美沙さん
◇わたしのアトリエ
友人に誘われ通いはじめた靴教室。一枚の革から作品を作り上げる楽しさと完成した時の喜びに、手作りっていいなと感じた。
いつの日か靴職人になりたい、工房を持ちたいという夢が現実となった今、手作りの楽しさと共にプロの厳しさも感じている。革の感触を確かめ、デザインを決め、裁断、そして糸を選び、ひと針ひと針思いを込めて創り上げていく。その向こうには完成を楽しみに待っていてくれる人がいる。ドキドキしながら作品を手渡し「ありがとう、素敵!」と言われた時、疲れや悩みも一瞬に消え、靴職人になって本当に良かったと思う。
ベビーシューズ、スリッパ、小物入れ、お財布……私の生み出した子どもたちが多くの人を幸せにしてくれたらいいな、と思いながら今日も革と向かい合う。
bottom of page